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ntop ntopngユーザースクリプトSYN SCAN検知
ntop社のntopngユーザースクリプトを3個紹介してきました。
- ntop ntopngユーザースクリプト アクティブ時間差分アラート
- ntop ntopngユーザースクリプト ブラックリス国アラート
- ntop ntopngユーザースクリプト インターフェイススループット
本日は、サイバーセキュリティツールに変貌を遂げたntopngの一機能、SYN SCANを検知できるユーザースクリプトをご紹介します。
ユーザースクリプトって何?という方は、上記3つの記事を読んでください。
ここでは、設定と検証結果をお見せします。
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図1の上段2つのユーザースクリプトが今回検証する対象です。
SYNスキャン攻撃者アラート、SYNスキャン被害者アラート、この2つです。
設定は、1分間に10個のSYNを受信もしくは送信したホストがアラート対象となります。
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検証環境はあいかわらず我が家での実行となります。
Windows10にインストールしたnmap(オプション -sS)を実行し、apu4に対してSYNスキャンを実行します。

スキャンボタンを押すと開始となります。
apu4側でtcpdumpを取ってみました。大量のSYNが確認できます。

アラートが出ているか、ntopngのアラートメニューを確認してみましょう。
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図5の通り、1954,1952といった値で送受信側双方のアラートが発報されていることが確認できます。
ntopngは他にもインシデント検知に利用できるアラートがたくさんあるので、ご紹介していきたいと思います。
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