WIRESHARK達人への道 第二十二歩 MACアドレスによる名前解決設定
WIRESHARK達人への道 第十八歩 名前解決設定では、DNSによるIPアドレスの名前解決設定をご紹介しました。
本日は、OSI参照モデルのレイヤー2、データーリンク層のMACアドレスによる名前解決の方法をご紹介したいと思います。
本日、自宅のWifiに接続されている機器を整理していたのですがMACアドレスと機器を紐づける記憶能力が筆者には足りずにWiresharkの設定に頼ることとしました。
目的は、図1のように定義した名前がEtherⅡのアドレス情報に表示されることです。
図では00:1b:21:68:55:0fがGAMEPCとして、名前解決されていることがわかります。
ちなみにPUBGをプレーする専用マシンなのでGAMEPCと名前をつけております。。
Wireshark設定方法
設定は簡単です、以下のフォルダにethersというファイルを配置し、一行ごとにMACアドレスとホスト名のペアを記述するだけです。
C:\Users\"ユーザー名"\AppData\Roaming\Wireshark\ethers
以下がethersファイルの中身です。
00:1b:21:68:55:0f GAMEPC
これだけで、わたくしの記憶力を補ってくれるUIの完成です。
少なくとも自分のパソコンのMACくらいは登録して、図1のように表示フィルタボタンとして登録するのがよいと思います。
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