【nicehashのトラフィック分析】GPUx1個で、nicehash OSが占有するネットワーク帯域を調べてみた
2021年6月6日、題名を変更したよ。
mieruka.link読者の皆様、こんばんは!
管理人の伊集院です。
本日は、マイニングソフトウェアで有名なnicehash OS(usb起動で自動マイニングする便利なOS)のネットワークトラフィックを分析してみました。
筆者のnicehash OS作成時の設定は、以下の通りです。
- 接続先をUnited States Americaに設定
nicehash OSのUSBキーを作成するときに設定する項目は、あなたのnicehashアカウントのアドレスと上記の接続先だけです。
よって、筆者が作成したUSBキーで起動したnicehash OSはアメリカに接続するはずで、その通信はnicehashのマイニングに利用するポートだと推測されます。
nichehash OSが生成するフロー
約10分間分析していましたが、nicehash OSが生成しているフローは図1の通りです。
- Mining.Cloudflare(172.65.223.147)
- TLS.Cloudflare(104.17.254.46)
アプリケーション名称は、ntopng内での世界なので詳細を確認する必要があります。それぞれの通信をクリックしてみましょう。
どうやら、Mining.CloudflareはTCPの3385と通信してり、宛先は設定通りUSAです。
TLS.Cloudflareは名称通り、443の通信でこちらも宛先はアメリカです。
筆者が設置したnicehash osは、上記通信となぜか1.1.1.1のICMPばかりでした…
nicehash osが利用する帯域
マイニングを24時間365日とか運用していると、ネットワーク帯域実際どれくらい食っているのかを気にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の検証環境で、どれくらいの帯域を食っていたかの結果が図4の通りです。
ICMPは無視して、CloudFlareの帯域のみ表示してみました。
平均400bpsもいかない程度です。
GPUx1個の環境でしたので、これが複数になると倍々となっていくと思うのですが、例え6個のGPUで運用したとしても2.4Mbpsということです。
結論としては、マイニングに太い回線はいらないよということだと思います。
筆者は仮想通貨のこともよくわかっていないので、本職のマイナーさんが本記事を読んだら、いろいろとご意見やアドバイスが頂けるかなと思っています。
お気軽にコメントくださいませ。
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