【TAPとは?、タップとは?、Network Tapとは?、ネットワークタップとは?、Ethernet Tapとは?】もう迷わない、2つの種類を解説。CoperタップとAggregationタップの違い・使い分けをスッキリ理解する!

mieruka.link読者の皆様、おはようございます!

本業と暗号資産界隈でゴタゴタしておりまして、なかなか新しい記事をアップできていなかった管理人の伊集院です。

2022年2月となりました。

確定申告やらで忙しい方も多いかと思いますが、今回の記事は久しぶりにmieruka.linkらしい記事、Network Tapを取り上げたいと思います。

【疑問】そもそも、正しい名称は何?

本記事題名でも、タップ、ネットワークタップ、TAP、Network Tap、Ethernet Tapと5つの書き方をしておりますが、日本のメーカーは統一した使い分けをしていないのが現状です。

そこで、amazon.usa調べで恐縮ですが、Network Tapといった検索で関連製品が検索できることから、mieruka.linkではNetwork Tapといった言い方をしたいと思います。

いきなりの質問ですが、本サイト読者の皆様はNetwork Tapって知っていますか?

また、使ったことがある方はいらっしゃいますか?

実際に使ったことがある方は、ネットワーク技術者の方だと思いますので目新しい話ではないかもしれませんが、Network Tapの種類や使い方がいまいち理解していないといった方もいらっしゃると思いますので、本記事をご一読いただき、今まで曖昧だった部分を解消して頂ければ幸いです。

Network Tapとは?

シンプルにNetwork Tapを説明すると、「監視や調査したいネットワークのパス(UTPケーブル)にしかけてトラフィックを抽出する機器」といえるのではないでしょうか。

イメージとしては、道路の途中に大きな装置を設置します。その装置の役割は、右車線からくる車も左車線から来る車もすべて複製し、その装置に車をどんどんと駐車するという夢のようなマシーンとでも言うべきでしょうか・・・ かなり無理がありましたが、図でかくと以下のような形となります。

図1 道路を走る車とNetwork Tap

お気づきの通り、管理人には一切の画才がないので絵が下手でも我慢してくださいね・・・

図1は右車線がRx(受信)、左車線がTx(送信)となっており、オレンジ色のAnvil(鉄床)がNetwork Tapを表しています。

Network TapはTx,Rxの道を走る赤いくるまと青い車を次々に複製して、Anvilに載せていきます。これが、Network Tapの役割なんです。なんとなくイメージは掴めましたでしょうか?

Network Tapには、大きく2つの種類がある

イメージがつかめたところで、次に商品選定をしたいところなのですが、Network Tapには2種類あることを覚えておきましょう。

2022年現在では、Virtual Tapなるものもあるので正確には2種類ではないのですが、Network Visibilityの世界でオンプレミスに限定といったスコープでみると、CopperタップとAggretationタップがあると知っていればよいでしょう。

AggregationタップとCopperタップの違い

図2 Aggregationタップ
図3 Copperタップ

図2のAggretationタップは、Routerx2台のUTPケーブルに割り込んで、Tx,Rxをまとめて1本のUTPケーブルで最大1Gbpsのトラフィックを解析している様子を表しています。

一方、図3のCopperタップは、同じくRouterx2台のUTPケーブルに割り込んで、Tx,Rxをそれぞれ1本ずつのUTPケーブルで最大1Gbps、合計2Gbpsのトラフィックを解析しています。

このTx,Rxを分離するかまとめるかの違いが、AggretationタップとCopperタップの違いです。

パケットロスなくトラフィック解析機器で分析するなら、迷うことなくCopperタップを採用してくださいね。

本日は、Network Tapを分かりみよく説明させていただきました。

本記事が気に入っていただければ、お知り合いにもシェアしてくださいね。

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