TAPとSPANどちらを選ぶ?
知っているようでしらないこのネタを3分以内で語ります。
世の中には商用TAP製品がいくつか発売されています。
CISCO製品なら、たいていSPANが設定できます。
それでは、なぜTAPを高いお金を出して買わなければいけないのでしょうか?
簡単に説明すると、SPANだと「パケットロスする可能性があるから」といった回答になります。
例えば、1GbpsのG0/1ポートのTX(送信)及びRX(受信)パケット両方を同じく1GbpsのG0/2ポートにSPAN設定するとします。
全二重通信なので送受信同時に処理することができ、最大でTX1Gbps + RX 1Gbpsの2GbpsのパケットがG0/2ポートに流れていくことになります。
G0/2ポートとしてみれば、RX2Gbpsとなるので処理しきれずにパケットロスといった結果になります。
よく、SPAN設定で複数ポートを束ねて一つの宛先ポートに設定していませんか?
よりパケットロスの確立を高めている設定方法だということが、分かっていただけると思います。
一方、TAPですが。アグリケーションTAPはTX,RX束ねてしまいますので上記と同じ結論に残念ながらなります。
しかし、TXとRXを別々に処理するTAPは上記の例でTX,RX合わせて2Gbpsが流れてもパケットロスなく処理できるといったお話です。
以前の記事で書いたかと思いますが、筆者自身は高級TAPを使ったことがないので、機会があれば触れてみたいなと思っています。
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